コラム

2026/04/29 コラム

アスベスト被害の賠償金と給付金

アスベスト被害については、建設アスベスト給付金法に基づく給付金、国賠訴訟による損害賠償など、複数の救済手段があります。

Q. アスベスト被害とは何ですか?

アスベスト(石綿)は、かつて建設材料や工業製品に広く使用されていた繊維状の鉱物です。アスベストを吸入することにより、中皮腫、肺がん、石綿肺などの重篤な疾患が発生します。

アスベスト被害は、通常10年以上の長期間を経て発症するため、被害者が認識するまでに長時間が経過することが多いです。また、複数の原因が重なって健康被害が生じることもあり、因果関係の判定が複雑になることがあります。

東京都内でも、建設業に従事していた者や、アスベスト製品製造工場に勤務していた者の中に、アスベスト関連疾患の患者が多く存在します。これらの被害者には、法的救済が重要です。

アスベスト被害に対する救済には、給付金制度と損害賠償請求の2つの方法があります。これらを適切に組み合わせることで、被害者の最大限の救済が実現します。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 建設アスベスト給付金法とは何ですか?

建設アスベスト給付金法は、建設作業に従事していた者がアスベスト関連疾患に罹患した場合、その被害者に給付金を支給する制度です。この制度は、2022年に施行されました。

この法律の対象となるのは、石綿建材を使用した建設物の解体、改修、新築などの作業に従事していた者です。具体的には、以下のような者が対象になります。第一に、タイル職人、塗装工、断熱工など、直接アスベスト建材を扱った者です。第二に、その職場で働いていた労働者で、環境汚染によりアスベストを吸入した者です。

給付金の対象疾患は、中皮腫、肺がん、石綿肺などです。これらの診断を受けた場合、給付金を申請することができます。

申請は、被害者本人が行う場合と、遺族が行う場合があります。被害者が既に死亡している場合は、遺族が給付金を請求することができます。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 国賠訴訟による損害賠償はどのようなものですか?

アスベスト被害については、国家賠償請求法に基づいて、国を被告にした訴訟を提起することができます。これを「アスベスト国賠訴訟」と呼びます。

この訴訟では、国がアスベストの危険性を知りながら、適切な規制措置を講じなかったこと、または遅延させたことが問題になります。国の失職行為により被害者がアスベスト関連疾患に罹患したとして、損害賠償を請求します。

東京地方裁判所では、複数のアスベスト国賠訴訟が提起されており、一部は国の責任を認める判決が出ています。これらの判例により、国の責任が段階的に認識されるようになりました。

国賠訴訟での損害賠償額は、以下の項目から構成されます。第一に、逸失利益です。アスベスト関連疾患により被害者が働けなくなったことによる経済的損失です。第二に、慰謝料です。被害者の苦痛と精神的ダメージに対する補償です。第三に、医療費や介護費です。治療と介護に要した実費です。

これらの損害賠償を受けるには、適切な法律構成と証拠の整備が重要です。弁護士による専門的対応により、損害賠償の実現可能性が高まります。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 企業に対する損害賠償請求はどのように行われますか?

アスベスト被害については、雇用されていた企業や製品製造業者に対しても、損害賠償請求を行うことができます。

第一に、雇用企業に対する請求です。アスベスト危険性を認識しながら、被害者に対して適切な保護措置を講じなかった雇用企業に対して、損害賠償請求を行うことができます。この場合、雇用企業の過失の程度が問題になります。

第二に、製品製造業者に対する請求です。アスベスト建材を製造・販売した企業に対して、製品責任訴訟を提起することができます。この場合、製品の危険性について適切な警告が行われていなかったことを主張します。

第三に、アスベスト原料供給業者に対する請求です。アスベスト繊維を供給した業者に対しても、責任追及が可能です。

東京地方裁判所でのアスベスト損害賠償訴訟では、以下のような争点が問題になります。第一に、被害者のアスベスト暴露の事実と程度です。第二に、企業または製造業者の危険性認識です。第三に、適切な警告や保護措置が講じられたかどうかです。

複数の責任者に対する同時請求により、損害賠償額が最大化されることがあります。弁護士による複合的な訴訟戦略が重要です。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

Q. 給付金と損害賠償の両方を受け取ることができますか?

アスベスト被害者は、建設アスベスト給付金法に基づく給付金と、国賠訴訟または企業への損害賠償請求の両方を行うことができます。

ただし、二重利得を避けるための調整が行われることがあります。具体的には、給付金を受け取った場合、その額が損害賠償請求の過程で考慮されることがあります。例えば、給付金として300万円を受け取った場合、その後の訴訟で認定される損害額から300万円が控除されることもあります。

ただし、給付金と損害賠償は性質が異なります。給付金は社会的救済制度であり、損害賠償は加害者の責任に基づく補償です。したがって、給付金の受取が損害賠償請求を制限することはないと解釈する裁判所もあります。

被害者としては、まず給付金の申請を行い、その後損害賠償請求を検討することが合理的です。弁護士が両制度を適切に活用することで、被害者の最大限の救済が実現します。

東京地方裁判所での複数の訴訟経験を有する弁護士のサポートにより、適切な法律戦略が立案できます。

当事務所の弁護士は、各分野における深い専門知識と豊富な実務経験を有しており、複雑な法律問題の解決に当たっています。初回のご相談から、具体的な対応方針をご提示し、最適な解決方法を実現することが当事務所の特徴です。東京支所では、千代田区岩本町の立地を活かし、東京地方裁判所や東京家庭裁判所へのアクセスの良さを活かして、迅速な対応が可能です。お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。

弁護士法人長瀬総合法律事務所 東京支所のご案内

弁護士法人長瀬総合法律事務所は、令和841日に東京支所を開設しました。所在地は東京都千代田区岩本町3-4-5 第一東ビル803号室です。秋葉原駅・岩本町駅から徒歩圏内に位置し、東京地方裁判所、東京家庭裁判所をはじめとする東京都内の各裁判所や行政機関へのアクセスが良好です。当事務所は、個人の方の法律問題から企業法務まで幅広い分野を取り扱っており、東京支所においても従来と同様のサービスを提供しています。

お問い合わせ

本記事の内容に関するご相談は、弁護士法人長瀬総合法律事務所 東京支所までお気軽にお問い合わせください。


ご案内

当事務所では、各法律問題に関する動画解説を配信中です。ぜひご視聴ください!

長瀬総合のYouTubeチャンネル

【リーガルメディアTVはこちらから】

当事務所では事務所からのお知らせやセミナーのご案内等を配信するメールマガジンを運営しています。
ご興味がある方は、こちらのご登録もご検討ください!

長瀬総合のメールマガジン

【NS News Letterのご登録はこちら】

© 弁護士法人長瀬総合法律事務所 アスベスト被害専門サイト